2017年12月14日木曜日

12/16(土) TARGET MAARK#11直前! Firestarter 20周年記念インタビュー!

いよいよ目前に迫ったTARGET MAARK#11@難波Mele

今回特別企画として「FIRESTARTER 20周年記念インタビュー」も実現しました。

16日当日入場者(先着入場者Limited 50 only)に配布されるファンジンにて掲載予定だが、当日を待つ皆さまに先にお届けしたい気持ちでインタビューの一部を掲載させていただきます。

FIRESTARTER 現メンバー5人揃ったインタビューになります!

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Von「今回Jimboさんとお話する機会があり、その中でJimboさんから『Firestarter、今年で結成20年』という事を教えていただき、『是非大阪で!』という話をさせていただきました。
併せて何かできないかなという事でこのインタビューが実現したのですが、Ksukeくんが少し遅れてはいますが、まさか全員メンバー5人集まっていただく事になり恐縮且つ光栄です。」


FiFi「いえいえ。」

Von「飯嶋さんも参加いただきありがとうございます。」

飯嶋「いやいや俺はただの客くらいの雰囲気で思っててくれれば(笑)。」

Von「とんでもないです。心強いですよ。ではインタビューを進める上で『TARGET MAARK!』について比較的若い方もお越しになるんで、Firestarterを初めて観る方へもわかりやすいような
形で答えていただければ幸いです。」


Firestarterメンバー全員「了解です。」

Von「では・・・まず自己紹介から。」

Firestarterメンバー全員「(笑)」

Q、Firestarterメンバー自己紹介

Fink「Finkです。ギターです。」

FiFi「FiFiです。前はG&Voだったのですが、今は事情があって歌だけやってます。」

Jimbo「Jimboです。ドラムです。本名はJimboではないです。」

Sammy「・・・・・・・・・。」

FiFi「アサヤン、でかい声でしゃべったほうがいいよ。(笑)」

Sammy「Sammyです。ベースです。」

飯嶋「メンバーではありませんが、飯嶋です。(Firestarterの)レコードとかリリースしています。」

Q、20周年、振り返ってみていかがですか?

FiFi「最初の10年くらいは活発にやってたんですけど、この後半の10年は結構適当な感じに(笑)。やったりやらなかったり。ギターも最初弟だったんだけどその後何人か入ったり抜けたりして
でも今Ksukeがやってますけど。まあ、ライブ演るってのもほとんどないんですけど、(今回の大阪みたいに)誘ってもらったり、一緒に演りたいという人がいると、メンバーの都合が合えば演るというそんな感じですね。」


Q、最初の10年間はすごい勢いで活動されてた印象でしたが。

FiFi「最初の10年はそうですね。アルバムも作ったり。1stと2nd はどの位期間空いてたっけな。」

飯嶋「1st Albumは2000年、2nd Albumが2003年ですね。」

FiFi「結構つめつめでやった感じですけど。まあアルバム出す結構前から活動してたので。」


Q、TeengenerateとFirestarterの音楽性って違うじゃないですか?実際その辺結成時の狙いとかってあったのですか?

FiFi「いや、特にはないですけど。でもあのガレージパンクみたいなのはTeengenerateで結構やりきった感がありましたね。で俺に関して言えば、Tweezersってパワーポップのバンド
をやっていて、それが96年に解散してFirestarter始めるんだけど。最初パンクバンドやりたいって感じでスタートしたんだけど、Tweezersもなくなってパワーポップも好きなので
自然とミックスしてきたって感じです。」


Fink「Firestarterって最初3人でやってたんだよ。」

FiFi「そうそう。それこそKilled By Deathみたいな、デトロイトのDOGSとかオーストラリアのRazarとかカバーしてましたね。で2、3曲やり始めてそのタイミングでTweezersも解散して
どんどん変化していった感じですね。まあKilled By Deathみたいな曲って俺みたいな人間には曲作るの難しくて。そういうのじゃなく、やれることでスタートした感じ。」


Q、Teengenerateでガレージパンクをやりきったという感じだったんで、また別のものをしようという感じだったんですか?

FiFi「Teengenerateは弟のバンドで、自分はギター引いてたんですけど、終わった時点で自分はやりきった感覚はあったと思う。
Teengenerateはそもそもガレージパンクじゃなかったよ。最初はThe ZerosやNervous EatersとかThe Nervesとか、そんなカバーやってたので別にガレージパンク意識してやってなかったし、
まあ音がちょっとLo-Fiな感じもあったんで自然とそんな感じに言われるようになっちゃったかも。」


Q、そこからFirestarterにFinkさんが加入されたのはどういう経緯だったんですか?

Fink「Raydios始める時にアサヤン(Sammy)とやってて、アサヤンその時Firestarterと被ってやってて、Raydiosライブ自体は当時4回くらいしかやってないんだけど。4回目かに
OBLIVIANSの前座で演った時に、勝手に兄貴(FiFi)が『今日は俺のバンドでギター弾く?』って言ってきて。


FiFi「覚えてないんだけどね・・・。(笑)」

Fink「で4人編成でライブして。その後兄貴が『メンバーほとんど被ってるから、もうFirestarterでいいじゃねえか!』と言い出して。吸収合併されたみたいな感じ。」

Q、Firestarterの名前の由来ってなんだったんですか?
FiFi「名前は、スティーブンキングの本で【炎の少女チャーリー】っていうのがあるんですよ。(ぷあかう天井のポスターを指して)これはドリューバリモアなんですけど、
【炎の少女チャーリー】ってタイトルで映画化されたんですよ。でその映画が好きで。ストーリーはその少女が思っただけで火を起こすことが出来るという内容で、
すごい腹立つ奴にばっと火をつけるとかしてさ。で原題が【Firestarter】でね。以前からカッコイイとずっと思ってたんです。」


Von「勝手に『Teengenerateも終わったし、今からパンクバンドやるんだ!今から着火剤に火をつけるぞ!』というのをカッコイイ想像してました。(笑)」

FiFi「バンド名を考えるのが好きで。今まで4つか5つ自分の考えた名前を無理やり押し付けたのもありますね。(笑)」

Von「最近ではGorilla*もそうですよね。」

FiFi「Gorilla*とか、クロロフォルムでも出てたTonightとかね。『Tonightじゃなきゃダメ!』って強引に。(名前の)ストックがあるんです。自分用と他に付ける用と。(笑)」

Q、Firestarter以外にも他の候補って幾つかあったんですか?

FiFi「結構ありましたよ。・・・でももう忘れちゃったですけど。」
ここでKsukeさん、二日酔いで結構ボロボロな感じで登場(笑)。

Q、Ksukeくんもお越しになったんで、ここでKsukeくん加入のいきさつなど教えていただけませんか?

FiFi「Ksukeは、ずっとぷあかうにお客として来てくれてて、自分のバンド【dark the giant】で活動しててね。・・・まあ人間性ですかね(笑) 。その頃はギターとかも聴いた事なくて
こいつがメンバーにいたらいいなって思ってね。」


Jimbo「まあ、 ザ・ノウにもちょっといたしね。」

Ksuke「9ヵ月間くらいですね。そこで初めてリードギター担当しましたね。」

Q、Firestarterに加入した時は、どんな心境でした?

Ksuke「ああ、マジで!?えっ!?って感じで(笑)。 その時たしかFiFiさんと呑んでて酔っ払ってんのかなあと思って。で次の日もぷあかうから帰る時に『昨日の話よろしくね。』って
われてすぐにJimboさんに電話しました。(笑)」
FiFi「Ksukeはじんぼ組なんだよ。黒い組織。」

Q、じんぼ組って他に誰がいるんですか?
FiFi「ザ・ノウ歴代メンバー全員ですね。あとあるレコード屋で働いていた人とか。」
Jimbo「中上さんもですね。」
Mokuo「かなり巨大組織ですね。(笑)」
FiFi「Ksukeはノウにいたから自動的に(じんぼ組へ)加入。」
Ksuke「で、Jimboさんへ連絡したらJimboさん『俺、知らない。』って言われて。でJimboさんからFiFiさんに確認入れてもらって。『確認したよ。』と。それでとりあえず
家へ呑みに来いと言ってくれて。」

Jimbo「そんな事俺言ったけ?(笑)」
Ksuke「言ってくれましたよ。(笑)」

Q、Firestarterの話に戻りますが、20年間の中で最初の10年は凄い活動していて、後の10年はスローペースじゃないですか。始めた時と今のエナジーというかモチベーションってどうなんですか?
FiFi「最初は異常な感じでやってましたね。」
Jimbo「週2回スタジオ入ってましたね。」
FiFi「形なってないもの含めて、曲をたくさん作るって事やってたんで。アサヤン(Sammy)がつまんなさそうな顔してたらその曲をやめるという。アサヤンの顔見ながら決めてた。」
Von「Sammyさん、本当ですか?」
Sammy「うーん……よく覚えてないですね。(笑)」
Mokuo「練習は曲作りがメイン?」
FiFi「まあライブの練習もやってましたけど、完全になってないものも含めて持っていってやってましたね。」

Q、Teengenerateは海外からのリリース・ライブも多かったじゃないですか。Firestarterになってから海外からのリリースもないですが、実は海外からのオファーはありましたか?
FiFi「いや、とりあえず飯嶋くんが「Mangrove」から出してくれたんで、こういう形でいければいいなって思いましたね。特に外国でやりたい外国で出したいとかはなかったですね。」
Fink「Teengenerateの海外からリリースって、CRYPTとかリリースは良かったんだけど。かなりの数だしたというのもあったからか、中には出しっぱなしで終わっちゃってる
レコードすら送ってこないレーベルもあったんだよね。レコード屋行って自分たちの新譜初めて見るっていう事とかもあったり。ジャケットとかも相談なくね。で海外とかのリリースも
少し嫌だなとTeengenerate終わる位の時に思ったりしてた。で飯嶋くんが出してくれるっていうからじゃあそれでいいって感じすね。」




Q、近年のライブ企画で思うところなんですが、20年程前のライブイベントははっきりジャンル分けされていた印象があります。パンクはパンク、ガレージはガレージ、という感じに。
 今はそういう形がなくなってきてる企画が増えている気がしますが、それについてはどのような印象がありますか?」

FiFi「まあ、理想的すね。それこそ昨日(8月5日幡ケ谷ヘビーシックのRuler企画)のRulerのライブなんてハードなパンクの曲もある中で、ロックンロールの曲を混ぜ込んでくるじゃないですか。
  やっぱりこういう感じなんだなあと。」

Von「昨日のライブはカッコ良かったですね。」
FiFi「Slow Downとか。あれとか弟が高校生の時に聴いてたものが元になってるんだよね。Paul Butterfield Blues Bandって兄弟でよく聴いてて
 曲のリフをそのまま使ってるんだよ。結局子供の頃聴いた音楽をもう一回再精査してるのかなと。影響されっぱなしなのかもね。」


Q、最近ってDJ有りきのライブ企画が当たり前になってきてて、20年ほど前って少なかったと思うんですが。
FiFi「なかったすね。あの、FirestarterはRaydiosやRuler、Tweezersもそうなんだけど、『レコードを買って聴くという事と、バンドやることはまったく同じ。』なんだよ。俺の中では。
  そういう感覚じゃないと面白くないでしょ。本当にみんなレコード買って家で聴いて「おおっ!」と思うことと全く同じ。だからDJもバンドやってるのと同じだから、
     DJも面白いレコード見つけるって気合い入れないと出来ないし。(DJの方も)気合い入れるから面白い。」

Von「Firestarterの歌詞にもDJ批判している内容あった覚えあるんですが。」
FiFi「あのDJはそのDJじゃないですよ。もっとくだらないのいるじゃないですか。そういうDJの事ですね。」
Von「そうなんですね。勝手な解釈で捉えていました。」

Q、Firestarterの1st Alubumについて、レコードリリースになった経緯など教えていただけませんか?
飯嶋「リリースのキッカケは、【ad vice】に参加してくれて、その後アルバム是非作りたいという話になり、勿論是非喜んでやります。という経緯ですね。」
Mokuo「1st Albumのジャケットについて。Jimboさんがもの凄い細部までこだわったって聞いた事ありましたが。」
FiFi「まじか・・・。」
Jimbo「それほど拘ってたつもりはないですけど、1stも2ndもススムくん(ex-Private ways、Cockscratch、現B.C.P.C.)が印刷のボクも知らない知識の部分をやってくれましたね。特に2nd AlbumのLPについては、
  ジャケットの製法を裏ジャケに紙が一枚貼ってあるやり方にしたりとか、それはススムくんとかのアイデアですね。そういう方たちの協力を頂きながら
 やってたというのがありますね。あと英語の歌詞と訳詞を一緒に見られるようにしたりとかしました。飯嶋さんには費用もかかりすぎたかも知れませんか・・・。」

飯嶋「いやいや。あと全てボクは口出ししてないですよ。」
Von「何枚プレスなんですか?」
飯嶋「1stのアナログ盤は1500枚。CDは1200枚かな。」
Von「2nd Albumは?」
飯嶋「2nd Albumのアナログ盤は700枚。CDは2000枚かな。」

Q、最近てスマホとかインターネットとかSNSとか凄い普及してるじゃないですか。それについてどう思われてますか。
FiFi「最高っす♫」
Von「でも不思議なのが、今でもレコードって無くならないですよね。」
FiFi「最近の若い方々ってレコード買うんですかね?」
Von「最近の若い方達は買う前に写真撮ったり、バンド名で検索したり、動画サイトで聴いたりしてからレジに向かうらしいですよ。」
FiFi「だって今(そのような手段が)あるからね。当時あったら絶対俺もやってましたよ。(笑)」
Von「でも昔は凄いカスみたいなレコードも掘ったし、ジャケットの雰囲気だけみて買ったりして、そのような楽しみはなくなったかも。」
FiFi「基本的には、俺は試聴はしないです。試聴はダサいと思ってます。信じて買ってますよ。だってキーワードが散りばめられてるじゃないですか。裏ジャケとかタイトルとか
 曲の長さだったり、あとは大体重要なワードが入ってたりとか、メンバーにヒゲの奴がいるか?とかね。」


Q、あと今の若者が聴いてるロックについて、どう思いますか?
FiFi「別に全然良いと思いますけど。ただもっと音楽聴いた方が良いですね。まあダウンロードでも動画サイトでもなんでもいいんですけど、沢山聴かないと面白くないんだよね。
 例えば映画監督やりたかったら映画沢山みてないやつの作品って面白くないじゃないですか。いわゆるノウハウみたいなものがわかってなくて、省略していいシーンを全部残しちゃったりとか。
 喋ってる場面をそのまま映したりとか。喋ってるシーンって相手の顔を映せってそういうノウハウね。映画沢山見て『そこ、こうするんだ!』って言うのを理解したりね。
 だから音楽でも同じで、どんな音楽でも良いんですけど山のように聴いてからバンドやった方が良いと思いますね。その方が面白いと思う。『あそこ使ってやれ!』
 とかね。【引き出し】って言うのかな。」

Von「実は今回関西の方々からもFirestarterに色々質問を頂いてましてここから紹介していきたいと思います。」

Q、Firestarterの新作などについては?
FiFi「とりあえずは当面考えてないですね。ライブ中心で活動しますね。」
Von「Firestarterの極初期のデモ音源聴いたことあるんですが、リリースされませんね?Flashcubesのデモ音源も驚きましたが、同じくらい衝撃的でした。」
FiFi「一部の方からそういう話もあったんですが、途中でバンドの雰囲気も変わったんで、最終的にリリースに至らなかったですね。」
飯嶋「どうだろうねえ〜。(笑)」

Q、最後に大阪のライブへ向けて皆さま一言を!
FiFi「バキンとやらせていただきます。」
Fink「バキンとやるよ。」
Jimbo「できたらかどやへ行って豚足を食べたい。その後バキンとやります!」
Sammy「同じですね。」
Ksuke「(個人的に)初めて大阪でライブやるんですが、空回りしないように。」
Von「Ksukeさんのお馴染みのロックやで!は?(笑) ちなみに浪花バージョンは『ロッキャねん!』ですかね!やしきたかじん風に『やっぱロッキャねん!』ですよ。」
Ksuke「大阪ではロッキャねんでいきます!」
VON「今日は本当にありがとうございました。」



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